【コラム】大統領の夢=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.26 11:21
金泳三元大統領の軍政終息や盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の権威打破は、新しいものをつくるよりも過去を破壊することだった。それでもコインの両面である民主主義の回復、透明な社会、参加社会をつくっていくことができた。時代精神に便乗したおかげだ。今はどうなのか。どうしても何かを作らなければならない時代だ。
朴槿恵大統領は非正常の正常化を目指している。金泳三・盧武鉉元大統領のように誤ったものを壊す、審判者の姿だ。社会が正常化するということは先進国へ向かう道だ。目に見えないが基礎をしっかりすることも重要だ。だがセウォル号やMERSのように基本が誤っている大型事故が相次いで起きたのはまさにアイロニーだ。