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【コラム】大統領の夢=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.26 11:21
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金泳三元大統領の軍政終息や盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の権威打破は、新しいものをつくるよりも過去を破壊することだった。それでもコインの両面である民主主義の回復、透明な社会、参加社会をつくっていくことができた。時代精神に便乗したおかげだ。今はどうなのか。どうしても何かを作らなければならない時代だ。

朴槿恵大統領は非正常の正常化を目指している。金泳三・盧武鉉元大統領のように誤ったものを壊す、審判者の姿だ。社会が正常化するということは先進国へ向かう道だ。目に見えないが基礎をしっかりすることも重要だ。だがセウォル号やMERSのように基本が誤っている大型事故が相次いで起きたのはまさにアイロニーだ。

 
朴大統領の自叙伝『絶望は私を鍛え、希望は私を動かす』には、背信に対する深い絶望と怒りが書き込まれている。「父の最も近くにいた人々さえ冷たく変わって行く現実は、私には小さくない衝撃だった」と書いた。こういう悪い人間を懲らしめなければならないという思いを骨の中深くに刻んでおいたのだ。昨日も「背信の政治」を批判した。

しかし政治指導者は宗教的な審判者ではない。行儀を教え込み、善良な人に席を分けてあげる人ではない。誰を任命するかよりも何をするのかが重要だ。任せたことを最もうまく遂行する人ならば、無条件に引き連れて使わなければならない。

とりあえず仕事を任せたら、権限を共に与えなければならない。花輪を送るのかやめるのか、感染者が出てきた病院リストを公開するのかしないのか、いちいち大統領が決めていれば長官たちは書き取ることしか仕事がない。長官が長官になるのか従者になるのかは大統領にかかっていた。責任を任せ、自身は大きな夢を見なければならない。大統領は任期中、本当に何を残したいのか。

大統領にとっての選択の基準は、国民の利益でなければならない。国民のためならば屈辱を甘受し、悪魔と手を握ることもできなければならない。汚水の中に手を入れなければならない。お利口な子供コンプレックスを捨てるべきだという言葉だ。それは自身のための潔癖症に過ぎない。世宗(セジョン)市の建設決定も約束のためではなく国民の利益になるためでなければならない。

外交は特にそうだ。冷酷な現実だ。悪魔も天使もない。徹底的に利害関係によって動く。教えようとしてはいけない。自分の屈辱によって国民の幸福に代わるべきだ。梅雨とともにひび割れた農地が、早くしっとりと潤うことを待つ。

キム・ジングク論説委員


【コラム】大統領の夢=韓国(1)

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