【コラム】韓国、エリート時代の終焉(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.27 16:14
数日前、あるメディアに米ウェルズリー大学のキャサリン・ムーン教授の印象的なインタビューが載せられた。ムーン教授はろうそく集会が「民主的責任性に対する学習の場を提供した」と肯定的に評価しながらも「安定した民主主義でデモは政治参加の正常な方法でなく」、韓国社会の課題は「民主的な制度がデモを通じて表出された国民的要求を受け入れること」と述べた。筆者もろうそくよりは投票の方が力が強く、投票よりは制度の方が力が強いということに同意する。
ムーン教授は「真実を突き止め、法を犯した人々に責任を問うことが法的な方式で公正に終えられなければならない。崔順実(チェ・スンシル)被告、朴槿恵(パク・クネ)前大統領、政府機密を権限のない人々と共有した官僚ら、政府と企業間の腐敗にかかわったり腐敗を助長したりした官僚らがその対象になる。
次の課題は、次の大統領と選出職官僚らが過去6カ月にわたって教訓を得て個人の野望や偏狭な政党政治、あるいはイデオロギー対決でない公務に貢献することだ。一番目の課題は実現するだろうが、2番目の課題、すなわち政治家たちの変化は成し遂げることが難しいだろう」とした。