【旅行】自然がつくった霜、人間がつくった雪祭り=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.15 14:37
太白山(テベクサン、1567メートル)は民族の霊山と呼ばれている。山の頂上には昔から空に祈りを捧げた天祭壇があり、堂谷(ダンゴル)渓谷にはわれわれ民族の始祖である檀君を祀る聖殿がある。太白山は単なる山ではない。空と神を抱く聖地のような場所だ。
太白山は四季ごとに違う表情を見せる。春にはカラムラサキツツジなどが満開で、夏には爽やかな渓谷の水が避暑客を呼ぶ。秋は紅葉に染まり、冬には雪の花が咲く。太白山は冬が特に美しい。山が抱く霊験あらたかな雰囲気のためか、元旦になると日の出と新年の願いのためにやってくる人々であふれる。マイナス20度まで気温が落ちても、気にもせず祈りを捧げている人もよく見かける。