【社説】米国は中露と新冷戦へ向かうが、韓国だけが武装解除するのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.23 08:38
冷戦が復活する不吉な兆しが見えている。ドナルド・トランプ米大統領が1987年、米ソ間に締結された中距離核戦力全廃条約(INF)の破棄への意思を明らかにした。INFは交差点500~5500キロである地上発射型中・短距離弾道・巡航ミサイルの生産や実験、配備を全面禁止する。条約により、米ソが2692基のミサイルを廃棄し、冷戦解体の第一歩を踏み出したと評価された。ところが、トランプ大統領がこれを覆したいと出た。
理由としてまず、ロシアを口にした。トランプ氏は「モスクワが合意を違反した」と主張した。ロシアが欧州全域を脅威できるSSC-8巡航ミサイルを配備したことに対する反発だ。トランプ氏は中国も非難した。「ロシアと中国が新しい協定に合意しなければ、われわれも該当兵器を開発しなければならない」と話した。米ソ合意から外されていた中国がいかなる制限もなく中距離ミサイルを発展させてきたが、これ以上見過ごすことはできないという判断だ。