韓国野党代表「北の時間稼ぎ」 文大統領「対案はあるか」

韓国野党代表「北の時間稼ぎ」 文大統領「対案はあるか」

2018年03月08日10時44分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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洪準杓自由韓国党代表が7日、文在寅大統領にあいさつしている。洪代表は昨年日本の安倍首相との会合当時に頭を下げたという議論に対し、「大統領に会ってもその程度の目礼をする用意がある」と明らかにしており、この日頭を下げてあいさつした。(写真=青瓦台写真記者団)
  7日に行われた文在寅(ムン・ジェイン)大統領と与野党5党代表の会合で文在寅大統領を相手に洪準杓(ホン・ジュンピョ)自由韓国党代表と劉承ミン(ユ・スンミン)「正しい未来党」共同代表が挟み撃ちした。昨年の大統領選挙当時の候補テレビ討論会を彷彿とさせた。文大統領と洪代表、劉代表は6日に発表された南北合意に対し顕著な見解の違いを表わした。以下は青瓦台(チョンワデ、大統領府)と各党の会見に基づいて構成した主要対話内容。

  ▽洪代表=「北朝鮮が非核化の意志を数えきれないほど明らかにしてきたが全部嘘だった」

  ▽文大統領=「いま現在確定されたことは何もない。探索的な対話の通路を開いたものだ。性急な楽観も禁物で、ただあちら(北朝鮮)にもてあそばれるものと考えることでもない」

  ▽劉代表=「南北合意文6項目の条項は主に北朝鮮の立場であるようだ。(南北合意の)代価として韓国が何か約束したものがあるか」

  ▽文大統領=「まったくない。北朝鮮の特使が来た時に私が非核化や米国との対話が必要だという韓国の立場をとても率直に話している。それで短い時間だが特別な裏約束なくこうした成果が出てきたのだ」

  ▽劉代表=「(北朝鮮を相手に)制裁と圧力を継続することが重要だ」

  ▽文大統領=「その点は言う必要すらない。北朝鮮に対する制裁と圧力は韓国が単独でするのではないため韓国が任意に解除することはできない。強固な制裁措置がなければ対話がこれ以上進まないため実質的進展がないならば制裁を緩和する意志もない」

  ▽洪代表=「核廃棄に進むべきでそれ以前の段階として核凍結と弾道ミサイル暫定的中断、こうした形で行けば後で大きな国家的悲劇が来かねない」

  ▽文大統領=「核廃棄が最終目標地だが一気にすぐ核廃棄に進むのは難しい。さまざまなロードマップを経て完全な核廃棄に達するよう合意するのはありえることだ。(私がこれまで)非核化の入口は(核)凍結で出口は完全な非核化という漠然とした方法を提示したが今後必要なことはより具体的な協議だ」。

  時々語調が高まる部分もあった。洪代表は「今回の南北首脳会談が北朝鮮の核兵器完成のための時間稼ぎ用と判明すれば本当に厳しい局面になる。どのような対案があるのか」と尋ねた。すると文大統領は「それなら洪代表はどのような対案があるのか」と問い返した。これに対し洪代表は「すべての情報を総網羅する大統領がそれを私に尋ねてどうするのか」とやり返した。また、洪代表と劉代表が文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐の罷免を要求する過程でも舌戦が広がった。2人が「文特別補佐官がしている話が韓米同盟を害している。文特別補佐官を整理するのが良くないか」と話すと、文大統領は「全体の脈絡を見ないで一部の言葉遣いだけ問題にしたものと考える。文特別補佐官が韓米同盟を害しているとは考えない」としてかばった。

  劉代表が金英哲(キム・ヨンチョル)北朝鮮統一戦線部長の訪韓許容を問題にすると文大統領は「哨戒艦勇士を考えれば金英哲が来たことに対しとても心が痛い」としながらも、「金英哲に対する具体的な責任が確定していないのに包括的な責任だけで対話をしないわけにいかなかったということを理解してほしい」と話した。

  一方、野党でもチョ・べスク民主平和党代表は「今回の機会をうまく生かして南北対話、米朝対話が実現すれば良い」として文大統領を支援した。

  
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