韓国1・2位の移動通信会社、世界初5G技術の主導権めぐり神経戦

韓国1・2位の移動通信会社、世界初5G技術の主導権めぐり神経戦

2018年02月06日16時02分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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カーレーサーのキム・ジンピョ氏(41)が5日、SKテレコム自動運転車に乗り、ハンドルから手を放した状態で車が前の車と協力走行する姿を試演した。2台の車は5Gネットワークを通じて情報を共有した。(写真=SKテレコム)
  自動運転車2台が5日、自動運転車実験都市の京畿道華城(ファソン)「ケイ-シティ」に準備されたスクールゾーンに入った。車2台はスクールゾーンに入ると速度30キロ制限を認識し、自動で速度を落とした。続いて子どものプラスチック模型が車道に突然飛び出すと前に車が停車した。同時に後ろの車に突発事故情報を伝え、後ろの車はほぼ同時に停止した。こうした過程はケイ-シティに構築された5Gネットワークを通じて行われた。前の車が停車した後、後ろの車が停車するのにかかった時間は0.001秒にすぎなかった。

  SKテレコムのパク・ジンヒョICT技術院長は「4Gより20倍速い5Gネットワークが構築されたためリアルタイム情報伝送を通じた協力走行が可能だった」とし「SKテレコムは2019年の自動運転車商用化を目標に関連技術を開発している」と述べた。

  SKテレコムはこの日、「韓国交通安全公団と共に5Gネットワークを利用した自動運転車協力運行に成功した」とし「5G自動運転車がお互い運行経路を共有しながら協力運行に成功したのは世界で初めて」と発表した。

  試演会後に開かれた記者懇談会ではパク・ジョングァンSKテレコムネットワーク技術院長が「他社がテストしたかどうかは正確に分からないが、我々が5G自動運転車協力走行を最初に公開したことに意味がある」と説明した。「世界で初めてというのは事実か」という記者の質問に答えながらだ。

  KTはこの日、「世界初」というSKテレコムの発言を問題視した。KTは説明資料で「先月31日にKTが江陵(カンヌン)・平昌(ピョンチャン)一帯で5Gコネクテッドバスの運行を実際の道路で試演した」とし「SKテレコムは世界初でない」と強調した。両通信会社が6日という時差を置いて5G自動運転技術でリードしていると主張したのだ。移動通信業界1・2位のSKテレコムとKTが5G自動運転技術の「元祖」をめぐり神経戦を繰り広げたのだ。こうした神経戦の理由は、協力走行技術が自動運転車など未来型自動車運営システムで核心技術に挙げられるからだ。

  KTが先月末に成功したと明らかにした協力運行技術は車両の隊列走行に焦点を合わせた。乗用車、45人乗りバス、25人乗りバスの3台が並んで平昌冬季オリンピック(五輪)が開催される江原道江陵市の一般道路を走った。KTがテストサービス中の5Gネットワークを利用して自動運転技術が適用された3台が位置と運行情報をやり取りしながら一般道路を走ったということだ。KTの関係者は「バスは乗用車と比較して死角地帯が多いため自動運転技術を適用するのが相対的に難しい」と説明した。KTは冬季五輪期間、平昌・江陵一帯6.7キロの一般道路で5G自動運転バスのテストドライビングも行う予定だ。

  両社が注力している5G自動運転技術は似ているようで異なる。まず5G自動運転技術は車両間の通信技術V2X(Vehicle to Everything)に基盤を置いている点は似ている。車両間の通信は事故および故障を知らせる情報の共有を目的に米国自動車会社GMが1990年代ごろ初めて導入した。しかし映像データ伝送などに限界があり、商用化に成功しなかった。しかし5Gサービスの商用化を控えて輝きを放ち始めた。

  SKテレコムは5G自動運転車運行に必要なソフトウェア構築に注力している。この日、SKテレコムが公開したHDマップは地形地物をセンチメートル単位で精密に表示できる。パク・ジンヒョ院長は「京釜(キョンブ)高速道路をはじめ、高速道路のHDマップを先に構築する予定」とし「車線情報と周辺交通表示板と信号灯の情報が入るだろう」と述べた。

  これとは違いKTは車両間データ共有技術に注力している。1月に江陵一帯で行われた試験走行では車両間の映像データ送受信に集中した。イ・ウォンヨルKT融合技術院チーム長は「5Gが商用化すれば車両ごとに5G通信モジュールが設置されると予想される」とし「監視カメラや信号機から情報を受けて車を自動制御するために必須の技術」と説明した。

  
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