【コラム】韓国、エリート時代の終焉(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.27 16:13
「憲法は大統領を含めたすべての国家機関の存立根拠であり、国民はそのような憲法を作り出す力の源です」
憲法裁判所はこのように宣言することで「大韓民国の主権は、国民に存し、すべての権力は、国民から由来する」という憲法1条2項の尊厳を確認した。大統領弾劾を導き出した市民革命は大韓民国が国民主権主義・法治主義・民主主義に基づいている民主共和国であることを全世界に知らせた偉大な革命だった。
いよいよ「王の法」である君主時代が終焉を告げ、「法が王」である共和時代が開かれた。「大韓民国は、民主共和国である」という憲法第1条1項に初めて命が吹き込まれた歴史的瞬間だ。1987年に大統領を直接選ぶ権利を勝ち取った国民は、2017年大統領を罷免する権利も有することを見せることで、自らの力で民でなく市民になった。