【コラム】青瓦台の「保安客」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.08 16:26
崔順実(チェ・スンシル)は青瓦台(チョンワデ、大統領府)保安客だ。「保安客」は警護室の機密用語であり「秘線」の別の表現だ。その馴染みのない言葉は「崔順実聴聞会」で登場した。その語彙ほど彼女は隠密な待遇を受けた。保安客は朴槿恵(パク・クネ)大統領の特別な接見人物だった。イ・ヨンソク警護室次長は「保安客の場合、付属室が身元を知らせなければ誰か正確に分からない」と述べた(5日の「崔順実聴聞会」)。
保安客は付属室の要請で指定する。門番秘書官アン・ボングンの業務だった。彼の最初の青瓦台職責は第2付属秘書官だ。保安客は特恵の対象だ。警護室の身分確認出入証は必要ない。警護室はその客に対して通常の検査だけをする。担当警護員は客が誰かを知ろうとしない。業務の巧妙な分離規定だ。しかし警護室長は客の正体を知っていたはずだ。