『王の男』韓国映画史を書き直す...観客数最多へ

『王の男』韓国映画史を書き直す...観客数最多へ

2006年03月05日18時00分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
comment
0
share
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixi
  映画『王の男』がついに韓国映画興収のトップになった。配給会社・シネマサービス関係者は、5日「4日現在まで全国の観客数が1171万2000人。5日までの観客数は1180万人に肉迫し、『ブラザーフッド』の記録(1174万6000人)を突破したものと見られる」と伝えた。

  『王の男』の成功は、韓国映画のパワーを立証付けた。いまや韓国内映画市場で1100万人を動員した映画は『王の男』、『ブラザーフッド』、『シルミ島(実尾島)』の3編もあり、800万人動員の映画も『友へ(チング)』、『ウェルカム・トゥ・トンマクゴル』の2編がある。素材やジャンルの面でも『王の男』は、「史劇の興行成功は難しい」という俗説を破った、との点から有意義だ。

  ◇興行上位グループはいずれも韓国映画=米ハリウッドを除けば、自国映画が興収トップになる国は世界的に稀だ。韓国内でも『タイタニック』が公開された98年までも、韓国映画のシェアが20%台にとどまり、外国映画が圧倒的に優勢だった。だが翌年、韓国初のブロックバスターとされる『シュリ』が登場し、韓国映画のシェアが39.7%に急上昇。その後毎年、興収の上位グループは韓国映画が独占した。昨年には『ウェルカム...』をはじめ興収トップ6位がいずれも韓国映画だった。

  ◇分断・暴力組織の素材から抜け出す=『王の男』は素材とジャンルの面でも韓国映画史を書き直した。これまで韓国では、大ヒットするためには『ブラザーフッド』や『シルミ島』のように南北(韓国・北朝鮮)分断問題を描かなければならない、というのが定説であり、史劇は忌避の対象だった。分断問題は映画の主要観客層の20~30代はもちろん、中高年層も共感しやすい、と評価されていた。歴代興収4位の『友へ』をはじめ『闘師父一体』、『大変な結婚2』(原題:「家門の危機」)など暴力組織を素材にした映画も大人気を博してきた。

  しかし、興収の上位グループにアニメ映画が1編もないというのは、他の国と大きく異なる点。日本では『ハウルの動く城』と『千と千尋の神隠し』がそれぞれ興収1、3位で、米国でも『シュレック2』が3位。その代わりに日本では興収トップ5入りした劇映画が『踊る大捜査線』だけで、劇映画の相対的の劣勢を見せた。世界的に大人気のSF映画やファンタジーが、唯一韓国では振るわないのも重要な特徴。
【今日の感想】この記事を読んで・・・
興味深い
悲しい
すっきり
腹立つ
役に立つ

今日のイチオシ記事