「韓国、協議体の創設よりも既存制度の発展優先を」豪州大使
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.10.21 14:20
「朴槿恵(パク・クネ)政権の北東アジア平和協力構想は重要な提案だといえるが、優先的な努力は、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域の安保フォーラム(ARF)のような既存の協議体を一層発展させることに集中させるべきだ」。
ウィリアム・パターソン駐韓豪州大使が韓国などの中堅国の外交戦略に関し、「新しい制度を創り出すよりは、現存の制度を強化する方向へと協力を推進すべきだ」としてこのように話した。東アジア研究院(EAI)が最近「豪州の中堅国外交戦略と韓国」というテーマで開いた駐韓外国大使の招待ラウンドテーブルからだ。
パターソン大使は「国連は、シリア問題で見られるように効率的な能力誇示に限界を見せており、世界貿易機関(WTO)や主要20カ国首脳会議(G20)などほかの多国主義制度も論争が多い」として「したがって(韓国をはじめとする)中堅国の連帯は、新しい制度の創設に力を消耗するよりも、すでに運営されている地域・国際制度を強化することに力を集中する必要がある」と主張した。