東洋人は合奏できない?…偏見壊そうと1つになった韓国若手カルテット
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.06 13:43
共に演奏すること。楽しいばかりではない。2007年に結成された「ノブース・カルテット」の言葉を借りてその話をしようと思う。
彼らは世界の舞台に登場した初の韓国の弦楽4重奏団だ。2008年に大阪、2009年にリヨン、2012年にミュンヘンARD国際コンクールに入賞した。昨年にはザルツブルク・モーツァルト国際コンクールで優勝した。すべて韓国室内楽団史上初だった。先月末、釜山(プサン)公演を前に彼らに会った。メンバーは「弦楽4重奏団はつらいことだ。しかも何年も一緒にやるのはさらに難しい」と話した。以下は各メンバーが話したその理由だ。
◆喧嘩して疲れる=「妥協するのが大変だ。私は19歳で初めての弦楽4重奏団を作ったが、仲が悪くなって3年で解散した。自尊心の強い演奏者が毎日一緒に練習するのは難しい。ノブース・カルテットにも危機があった。2009年のコンクールに出た時、葛藤がピークだった。あるメンバーがこのように演奏しようといえば他のメンバーが反対した。仲が悪くなってお互いに相手がまばたきするのでさえ見るのが嫌だった。仲が良かった友人とそんな風に喧嘩しながらどうしてやるのだろうと思ってつらかった」(キム・ジェヨン、30、ヴァイオリン)