【社説】歴訪外交、疎通で結実を得なくては=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.09.21 13:08
朴槿恵(パク・クネ)大統領がカナダ国賓訪問と国連総会、気候変動首脳会議参加のため20日に出国した。朴大統領は24日に第69回国連総会で基調演説をした後、オバマ米大統領が主宰する国連安保理最高級会議にも参加する。
今回の海外歴訪で関心を集めるキーワードは、統一・安保と韓日関係だ。朴大統領は国連総会演説で韓国の平和統一政策と韓半島信頼プロセスを取り上げる予定という。朴大統領は以前から機会があるたびに国際社会で自身の平和統一構想を明らかにしている。だが、韓半島の情勢には特別な変化は見られない。むしろ南北の緊張が解けない状況で北朝鮮は日本と急速に接近している。日本もやはり韓日関係が長期冷却状態のまま北朝鮮との関係改善を追求する姿だ。このままならば北朝鮮を相手にして統一を推進する韓国の当事者能力が少なからず揺らぐ危険がある。一部では北朝鮮の孤立より韓国の孤立を懸念する声も出てくる。これを考慮し今回の歴訪外交では韓半島の平和と安定に向けた韓国の主導権を探すのに努力を傾けなければならない。