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【噴水台】パンダ外交の落とし穴=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.22 13:36
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国際的な環境保護団体「世界自然保護基金(WWF)」のロゴは、英語のイニシャルの上に描かれた動物のイラストだ。絵の主人公は希少動物の代名詞であり「可愛さの化身」であるパンダ。中国四川省が故郷のパンダは、かつて外国との「関係」増進に使われた。「パンダ外交」が初めて駆使されたのは685年。唐の則天武后が日本の天皇に1組のパンダを与えたのがその始まりといわれる。

静かだったパンダ外交は1941年に再登場する。日中戦争の時に助けたお礼として国民党が米国に与えた。冷戦が激しくなると中国共産党もやはりパンダを外交手段に使った。57年から82年まで9カ国に24頭をプレゼントしたが最大の受恵者は5頭をもらった北朝鮮だった。このような縁のせいなのか、一昨年パンダの韓国行きの便りが伝えられると北朝鮮は神経質な反応を見せた。射撃地にパンダの絵をつけて北朝鮮軍が砲を撃ったということだ。

 
どうであれ最も有名なパンダのカップルは72年にリチャード・ニクソン米大統領の歴史的な訪中の際にもらったリンリン・シンシン。これらが動物園に登場すると初日で2万人が集まり、1年間の観客が110万人を突破するほど大人気となり、米中関係の改善の一等功労者に選ばれた。これに刺激された英国のエドワード・ヒース首相も74年の訪中の際にパンダを要請し、1組を受け取った。

一昨年5月にも修交40周年に合わせてマレーシアに1組が譲り渡されたが、マレーシアの旅客機失踪事件で両国間がぎくしゃくした状況で、わだかまりの解消に大きな役割を果たした。

だがパンダ外交が常に成功的なわけではない。2012年、日本で生まれたパンダの子どもが6日後に死んでしまうと中国側からの怨念の声が騒がしかった。その上、当時は尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる両国の対立が高まっていた状況で、極右派の石原慎太郎東京知事が「尖閣から名前を取って、子パンダに『センセン』か『カクカク』と呼ぼう」などと言って中国人を憤怒させた。

またパンダを持ってきた指導者の中には、少なくない者たちが失脚して英国BBCはこれを「パンダの呪い」と呼んだ。実際にニクソン大統領はウォーターゲート事件で失脚し、ヒース首相も次の総選挙で大敗する。また日本の田中角栄首相とオランダのユリアナ元女王の夫ベルンハルト公はいずれもロッキード事件で辞任したり公職を辞任したりしなければならなかった。

韓中関係に暗雲がたれ込めた状態で来月パンダ1組が22年ぶりにやってくる。友好が目的だが、ややもすると両国関係を壊しかねないかもしれないので万全を期することだ。

ナム・ジョンホ論説委員

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