【中央時評】6カ国協議、韓国が運転席に座らなければならない理由(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.22 10:38
この過程では特に現実的で実用的なアプローチが重要だ。韓国政府が北朝鮮の「核と経済発展並進路線」に不容認の立場を採択したのは正しい選択だ。しかし核兵器の即刻廃棄を対話の前提条件とするならば北朝鮮の核問題は永久に未解決で残され、韓国には慢性的な脅威になる可能性が高いという意味だ。
こうした側面から最近ヘッカー博士が提案した「中止と原状復帰」という3段階のアプローチ法に注目する必要がある。彼は第1段階として6カ国協議の公式再開以前に関連国間で非公式会合を開き、北朝鮮にとって寧辺(ヨンビョン)原子炉の稼動中断、遠心分離機施設公開と査察、核実験とミサイル試験発射の猶予、新規軽水炉申告などの事前措置などを取らせる方法を提示している。概ね3カ月程度あれば北朝鮮がこうした措置を終えられるだろうというものだ。