北朝鮮制裁案、「原油封鎖」抜ける見込み…米国、中国との議論で要求しない方針
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.03 14:48
米国政府は北朝鮮の5回目の核実験に対する国連の制裁案に関連し、「北朝鮮に対する原油封鎖」項目を中国側に要求しないという内部方針を固めたと、両国の外交消息筋が1日伝えた。
3月の4回目の核実験に対する国連制裁案に含まれた「民生目的を除いた石炭の輸出禁止」で例外条項をなくし、北朝鮮と取引する中国企業に対する徹底的な措置を促すことに焦点を合わせるものの「原油封鎖」は議論から除外することにした。
消息筋は「米政府が北朝鮮の5回目の核実験に激高しているのは事実だが、中国との関係を最悪の状況へ導く考えはない」とし「北朝鮮問題はこれ(5回目の核実験制裁)で終わる性質のものではなく、いつ6回目の核実験があるのか、大陸間弾道ミサイル(ICBM)実験があるのか分からないため」と話した。米政府はいわゆる対北朝鮮制裁の伝家の宝刀である原油封鎖を中国に要求する場合、米中関係が極度に悪化する可能性があり、米国に実際の脅威となる時点にこのカードを活用する考えであることを示唆したのだ。