【社説】北朝鮮にとって平昌は平和外交の最後の舞台だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.06 15:01
北朝鮮が4日夜、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)代表団長として「金永南(キム・ヨンナム)カード」を韓国側に電撃的に通知してきた。金永南最高人民会議常任委員長は1998年から金日成(キム・イルソン)・金正日(キム・ジョンイル)・金正恩(キム・ジョンウン)3代にわたって20年間、北朝鮮憲法上の国家首班を務めている。名目上ではあるが象徴性は備えている人物とみることができる。北朝鮮の決定で平昌での最高級外交構図が完成された。
今週9日に開幕する平昌五輪は北朝鮮にとっても運命の時間だ。少しの間の平和ムードの中で時間を稼ぎ、一層深刻な挑発で国際社会の終末制裁と圧迫に直面するか、あるいは米朝対話を通じて新たな道を模索していくか二つに一つの選択肢が目の前に続いている。