専門家の10人中10人が「年内の韓国の景気回復は難しい」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.15 09:17
さらに韓国経済の前にはユーロ圏の景気低迷、スーパードル、円安という3つの波が待っている。
最近の欧州景気低迷の懸念の震源地はドイツだ。ドイツの8月の産業生産は前月より4.0%減少した。市場専門家の予想値1.5%を大きく下回ったもので、2009年1月以降で減少幅が最も大きい。8月の工場受注も前月より5.7%減った。これも2009年以降で最大の減少幅だ。これまで低迷に陥った欧州経済を支えてきたのは強固な経済力を誇るドイツが持ち堪えたおかげだった。しかしドイツまで低迷の兆しを見せ、欧州経済、さらには世界経済全般に暗雲が立ちこめ始めた。欧州が低迷から抜け出せなければ最大の貿易国である中国が打撃を受ける。これは中国との貿易比率が大きい韓国のような新興国経済にも低迷ドミノを呼び起こしかねない。韓国投資証券リサーチセンター長のイ・ジュンジェ氏は、「欧州の輸出比率が25%に達する中国が欧州の景気低迷で最大の被害を受けるだろう。中国が最近輸出競争力低下で苦戦している状況で欧州の景気悪化で打撃を受けさらに問題だ」と話す。