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<韓国旅客船沈没>船長、容疑否認…犠牲者家族「遺族の霊魂まで殺した…厳正に処罰を」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.11 08:22
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傍聴席を埋めた客船セウォル号沈没事故の被害者だけが涙を流したのではなかった。公訴事実を読んでいた検事も、傍聴者に裁判について説明していた判事も声を詰まらせた。涙を見せなかったのは、始終硬い表情だった被告イ・ジュンソク船長(69)と船員14人だけだった。

イ船長ら15人に対する初公判があった10日午後1時40分の光州地裁。京畿道安山から裁判を傍聴しに来た犠牲者の家族およそ90人が観光バスから降りた。一部の人は「お前たちは人間か。獣にも劣るXX」と書かれたカードを持ち込もうとしたが、制止された。全羅南道珍島彭木(ペンモク)港にいた行方不明者の家族の一部も車に乗って到着した。

 
この日は検察の公訴事実を確認し、今後どのように裁判をしていくのか手続きを決める公判準備期日の初日だった。午後2時22分、ベージュ色の囚衣を着たイ船長を筆頭に被告が法廷に入ってきた。イ船長はやや痩せた姿だった。傍聴席からは「殺人!」「自分の子どもにそんなことができるのか」という声が聞こえた。

イム・ジョンヨプ部長判事(44)が犠牲者家族代表のキム・ビョングォンさん(47)に発言の機会を与えた。キムさんは犠牲になった檀園高2年の女子生徒の父。キムさんは5分間ほど話した。「被告は乗客だけを殺したのではない。私たちの家族の霊魂、私たちの社会の基本的な信頼まですべて殺した。徹底的な真実究明と厳正な処罰を望む。…(中略)…被告に一言伝えておきたい。真実を話してほしい。必ずお願いする。あなたの子どもが死んだと思って真実を語ってほしい」。

被告の身元を確認した後、光州地検のパク・ジェオク強力部長(43)が起訴の趣旨を告げた。イ船長に対しては「いかなる措置も取らず船から離脱し、乗客を死亡させたり、未遂に終わった。罪名は殺人、殺人未遂、業務上過失船舶埋没…(以下省略)」などと述べた。15人に対する起訴の趣旨を一つひとつ明らかにした後、話を続けていたが、「まだ生死も確認できていない家族が遠く珍島彭木港に残っているという事実が…」という部分で涙を見せ、しばらく発言を続けられなかった。


<韓国旅客船沈没>船長、容疑否認…犠牲者家族「遺族の霊魂まで殺した…厳正に処놔を」(2)

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