<韓国旅客船沈没>日本から導入したセウォル号、誤った改造か?専門家たちによる事故原因は…(2)

<韓国旅客船沈没>日本から導入したセウォル号、誤った改造か?専門家たちによる事故原因は…(2)

2014年04月18日11時01分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  ◆誤った改造=仁川(インチョン)地方港湾庁によれば、セウォル号は2012年10月に日本から移ってきた直後、乗船人員を840人から956人に増やす構造変更をした。アパートのベランダを室内に変えるように船の後方の屋外空間を室内に変えた。改造しながら船の重さは6586トンから6825トンへと239トン増えた。

  このように船の上部に新しい構造物ができて重心が高くなった。こうなると潮流に巻き込まれたりした時に復原力を失って倒れる可能性がある。下が重い、すなわち重心の低い起き上がりこぼしが倒れても起きあがるのとは正反対だ。慶尚(キョンサン)大学のアン・ヨンス教授(海洋科学)は「船の上部に船室がある旅客船は、そうでなくとも漁船より重心が高い」として「そこへさらに増設すれば船が不安定になりかねない」と話した。日本の読売新聞も「改造で重心が高くなり、バランスを取るのが難しくなったために転覆した可能性がある」と分析した。しかしソウル大学のイ・キピョ名誉教授(造船海洋工学)は「船を改造しても、安全性に異常がないとの診断を受けている」として「重心は不安定ではなかっただろう」と異議を提起した。

  ◆暗礁衝突=当初から有力説として出ていた。国立海洋調査院が「事故地点にはこれといった暗礁がない」というが、弱まっていない。水先案内人のユ・セワン氏(57)はこのように解釈した。「事故地点に来る前に暗礁にひっかかったのかも知れない。大きい穴は空かず水が少しずつ入り込んで、初めには知らないまま運航し続けていた可能性がある。そうするうちにある程度浸水したところで突然、船が大きく傾く。セウォル号は左に傾きながらこれを正そうとする過程で右側に急旋回したのかもしれない。熟練の航海士なら、最初に水が入り込んだ時に異常を感じただろう。ブラックボックスに録音された航海士の会話内容を聞いてみなければならない」。

  韓国海洋大学のナム・チョンモ教授(機関工学部)もやはり「急激に沈んだとすると、暗礁にぶつかって穴が空いた可能性が高い」と見ている。

  だが、蔚山大パク・チモ教授(造船海洋工学)は疑問を投げかけた。まだ海の上に出ている旅客船の前部に損傷した跡がないという理由からだ。彼は「船の前部が回避しているのに、側面や後部が暗礁にひっかかる可能性は高くない」と話した。

  ◆船体腐食=インターネットには、魚雷や機雷による襲撃説が飛び交っている。だが、こうした可能性は希薄だ。爆発音と水柱に対する証言が全くない。セウォル号は化学物質を載せておらず内部爆発が起きた可能性もあまりない。

  20年になる船だということで、古くなって穴が空いたという主張も出ている。しかし大型旅客船は定期検査を受けるという点で、これまた現実性が低くなるという指摘だ。セウォル号は今年2月に船舶検査機関である韓国船級が実施した安全点検を通過している。

<韓国旅客船沈没>日本から導入したセウォル号、誤った改造か?専門家たちによる事故原因は…(1)

【特集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故
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