韓国の大企業は“業績重視”…「研究減らして人材を事業部に再配置」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.04 10:41
すでに強みを見せている社会的アジェンダの発掘や成長率・為替レート・金利などマクロ経済の予測の代わりに、スマートフォン以降の新しい成長動力やアップル・中国企業などを相手に勝てる「競争の戦術」の準備にさらに集中するという布石だ。
国内の移動通信業界1位のSKテレコムは2010年、タイムテーブルが異なる3つの経営戦略部署を作った。今後10年ほどの未来を見越して長期的な経営戦略を立てる未来経営室と、今後3~5年の戦略を立てる経営戦略チーム、2年前後の戦略を立てる事業戦略チームがそれだ。だが「未来経営室」は1年で閉鎖した。以後、昨年初めに似たような機能を引き受ける「未来戦略室」として復活したが、昨年末の組織改編で再び経営戦略室に合流するなど安住できずにいる。「未来戦略室に明確な成果がない」というのが主な理由だ。