トップを走るサムスンを追撃している２位のＬＧは、斗山との３連戦で全勝すれば首位に上がることも可能だ。ＬＧは２００２年を最後に後半戦に出ることができなかった。だが、今年は雰囲気が違う。“ポストシーズン進出のカットライン”である４位圏を行き来する斗山はＬＧ戦で雰囲気の逆転を狙う。

今回の東アジアカップを契機に、蚕室総合運動場をもう少し積極的に活用しなければならないという声も高い。蚕室球場は１年に１３０日以上、プロ野球の競技場として活用されている。半面、蚕室総合運動場は１９８８年のソウル・オリンピック（五輪）を開催した韓国スポーツのメッカであるにもかかわらず、最近では体育施設よりは大型コンサート場としてより有名だ。

蚕室総合運動場で国家代表のサッカー試合が行われるのは２０００年５月のユーゴ戦（０－０）以来、１３年ぶりだ。蚕室でサッカー代表チームが最後に決めたゴールは２０００年４月２６日の韓日戦（１－０、韓国勝利）でのハ・ソクチュ（４５、現・全南監督）の左足決勝ゴールだ。ハ監督は「蚕室は私のサッカー人生を変えたところだ。施設がよく整っているソウル・ワールドカップ（Ｗ杯）競技場もあるが、今後は蚕室でもサッカーの試合がたくさん行われればいい」と希望を話した。

サッカー協会未来企画団のイ・ヨンス団長（５４）は「蚕室はソウルにそんなに残っていない貴重な敷地だ。ここを今のように放置するよりは、歴史的意味を傷つけずに適切に再開発して、多くの人が利用できる空間にしなければならない」と助言した。


東アジア杯の韓日戦が開かれる２８日、岎室に８万人がやってくる（１）