「５Ｇ競走はわれわれが必ず勝たなければならない」。

トランプ米大統領は１２日にホワイトハウスで開かれた５Ｇ商用化関連演説でこのように明らかにした。「未来の強力な産業で他のどんな国も米国を凌駕することを許容することはできない」としながらだ。

米国が５Ｇを先導する国になるという宣言だ。

トランプ大統領はこの日の演説で「安定した５Ｇネットワークは２１世紀の米国の繁栄と国家安保で絶対的に重要なつながりになるだろう。米国全域で超高速ネットワーク構築は米国人が働き学び交流し旅行する方式を変えるだろう」と話した。彼はこのため「とても果敢な措置を取るだろう」ともした。

一方、ブルームバーグによると米連邦通信委員会（ＦＣＣ）は５Ｇ拡散を加速化し地方にネットワークを構築するため１０年間に２００億ドル以上を投資する計画だ。５Ｇサービスに向けた過去最大規模の周波数入札も計画している。

これに先立ち米国と韓国は「世界初の５Ｇ」のタイトルをめぐり競争してきた。

米ベライゾンは４日午前１時からシカゴとミネアポリスの一部地域で５Ｇサービスを開始した。「世界初」のタイトルを手にするため開通日を１週間繰り上げたものだった。韓国移動通信３社は３日午後１１時にスポーツ選手ら一部顧客に対し５Ｇ商用化サービスを開始したのに続き５日には一般顧客を対象に開通した。米国が韓国に２時間差で「世界初の５Ｇサービス国」というタイトルを奪われた格好だ。