<W杯サッカー>韓国監督留任…責任を取る人はいなかった(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.04 14:47
「責任」は消え、「義理」だけが残った。ブラジルワールドカップ(W杯)で最悪の成績を出したサッカー韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督(45)が留任した。海外メディアも驚き、国内のサッカーファンは「義理サッカーのシーズン2が始まった」とため息をついている。
大韓サッカー協会は3日、ソウル新門路のサッカー会館で記者会見を行い、洪監督の留任を発表した。当初の契約通り来年1月の豪州アジアカップ本大会まで任期を保障することにした。協会を代表して記者会見場に登場した許丁茂(ホ・ジョンム)副会長(59)は「洪監督は何度も辞意を明らかにしたが、鄭夢奎(チョン・モンギュ)サッカー協会長(52)が会って引き止めた」とし「一度失敗したからといって無条件に退くのも問題がある」と述べた。「W杯本大会の失敗に対して誰かが責任を取るべきではないのか」という取材陣の鋭い質問は、「やめるからといって問題が解決するわけではない。今回のW杯を準備したすべての過程を細かく分析している」という的外れな回答で避けた。