【社説】現代-北の合意、南北関係転換のきっかけにすべき

【社説】現代-北の合意、南北関係転換のきっかけにすべき

2009年08月18日10時19分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  現代(ヒョンデ)グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長が金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長との4時間にわたる会談の末、主要懸案に合意し、帰ってきた。現代と北朝鮮・アジア太平洋平和委員会が▽金剛山・開城(クムガンサン・ケソン)両観光事業の再開▽開城工業団地への滞在・通行制限の解除▽離散家族再会事業の再開--に合意したのだ。

  李明博(イ・ミョンバク)政権発足後に中断または制限されていた主要懸案を回復する内容である。核とミサイル問題などで停滞しつづけたこれまでの南北関係を振り返ってみる場合、せっかくの希望的なニュースだから、ひとまず耳寄りだ。今、会談の結果が今後、南北関係の発展的な解氷につながることを期待したい。

  しかし、これら諸懸案は民間レベルの合意で解決できる懸案ではない。大半が南北当局間の協議と合意が必要とされる懸案だ。これについて政府も「肯定的に評価する」と表明し、会談の結果に対し、当局レベルから取り組む意向を示した。北朝鮮は今回の合意を現代グループへの「恩恵措置」に包装したが、よく見極めれば「北朝鮮の方式で韓国に対話を提案したもの」と解釈できる余地が多い。

  南北(韓国・北朝鮮)の主要懸案に対し、それなりの解決策を提示または前向きな措置を取るという意志を表明したからだ。金剛山を観光中に射殺された韓国人女性パク・ワンジャさんの事件を念頭に「金委員長の特別措置」で金剛山観光の便宜と安全を保障する、と明らかにした部分が特にそうである。

  また一方的に取った開城観光事業の中断措置や軍事境界線への通行制限措置なども原状に回復するとした。特に今年の秋夕(チュソク、中秋)に離散家族再会事業を再開するというのは、韓国側が最も緊要な懸案に選ぶものだ。米国人女性記者らと現代峨山(アサン)職員の解放に続く今回の措置は、「平和攻勢」の性格が濃いと見られる。

  2回目の核実験以降、強化されてきた北朝鮮への圧迫を緩和し、ひいては局面の転換を図る狙いが意図が読み取られる。だからと言って今回の合意の意味を縮小する必要はないと考える。北朝鮮の狙いが何であろうとも、冷え込んだ南北関係を解消できる良いきっかけになり得るからだ。特に北朝鮮を6カ国協議に復帰させるための中国の説得が本格化している。これによって朝米交渉も遠からず再開する可能性がある。

  こうした点を念頭に置かねばならない時点だ。北核問題の進展と南北関係の発展は切り離しては扱えない懸案だ。しかしどちらかの1つにだけに執着しすぎる硬直した取り組み方も望ましくない。原則を守りつつも、時宜にかなった柔軟な接近が重要だ。こうした点から韓国政府が先に、北朝鮮に対話を公式に提案する必要があると考える。秋の離散家族再会に向けた赤十字会談が良い出発点になりうるだろう。

  このためこれまで制限してきた民間レベルの対北支援を再開するのも検討すべきだ。北朝鮮も政府の提案に対し「条件なく」応じるよう願いたい。金剛山・開城観光事業を再開する問題には慎重を期すべきだ。▽パク・ワンジャさん射殺事件の真相調査と再発防止策▽観光客の安全を保障するための制度的装置づくり--などを先決するとの原則を守らねばならない。厳しくても原則を守る方式で問題を解決してこそ、南北関係を健全に発展させることができるからだ。
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