北朝鮮外務省傘下のシンクタンク「軍縮平和研究所」の幹部が、平壌(ピョンヤン)を訪れていた吉田康彦・大阪経済法科大教授に、核実験をまもなく行なうことを示唆した。
吉田教授が9日伝えたところによると、同研究所・朴賢在(パック・ヒョンジェ)は今月3日「プルトニウム型核爆弾は実験が必要だ」とし「まもなく分かる」と話した。朴副所長は、吉田教授との面会で「プルトニウム型核爆弾は、今年2月、外務省の声明で発表した通り」とし、核保有を再確認した。続いて、吉田教授が核実験について「実験が必要では」と指摘すると、朴副所長は「まだ行なっていないが、軍が(核を)持っていると発表した以上、それを信じるしかない」とだけ答えた。