米朝の我慢比べ、位置づけ狭まった韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.15 08:17
ドナルド・トランプ米国大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が3回目の首脳会談をめぐり「我慢比べ」に突入した。次の首脳会談開催を示唆しながらも、それぞれ相手に対して譲歩するよう通告を掲げている。
トランプ大統領は13日午前8時(現地時間、日本時間13日午後9時)、「互いの立場を十分に理解しているという点で、3回目の首脳会談は良いものになるだろう」とツイートした。あわせて「遠からず核兵器と制裁が取り除かれ、北朝鮮が世界で最も成功した国の一つになる日を目の当たりにできる日を楽しみにしている」とした。金委員長がこれに先立ち、12日の最高人民会議での演説(朝鮮中央通信13日午前6時報道)で「朝米(米朝)首脳会談をもう一度行う用意がある」とし「米国は新たな計算法を持ってこい」と要求したことに対する反応だ。トランプ大統領はツイッターで「北朝鮮の金正恩との個人的関係は非常に良好だ」と強調したが、「核兵器とともに制裁が取り除かれる日」を入れたのは核兵器と制裁を一括解除しようという「ビッグディール」原則を再確認したものと分析される。「ビッグディール」を受け入れろというトランプ大統領と、受け入れられないという金委員長が平行線をたどったハノイの2回目の米朝首脳会談から進展がないことを示している。