「韓国的慣習・文化に甘んじれば、現代車のさらなる成長は難しくなるだろう」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.17 14:44
現代自動車の自動車販売が急速に減少している。独フォルクスワーゲン、米ゼネラルモーターズ(GM)とともに「ビッグ3」と呼ばれた中国では、今年上半期(1~6月)の販売量が30万1200台と、昨年同期より42%減少した。起亜車まで合わせると、中国市場における販売量の減少幅は47%に達する。現代・起亜車の米国市場シェアも2010年9%から今年上半期に入って7.6%と減少した。
現代車に立ち込められた暗雲はどこから来たものだろうか。青い目の異邦人、フランク・アーレンス元常務は現代車の企業文化と労組の形態から原因を見出している。ワシントン・ポスト(WP)の記者として18年間勤めた後、2010年10月から約3年間現代車グループの外信広報を担当していたアーレンス元常務は自身の勤務経験を語る本『現代自動車 フ常務の話』(原題)を先月、出版した。自身の名前「フランク」の頭文字を取って自らを「フ常務」と呼んだ。現在、米広告代理店BGRグループで勤務している「フ常務」と電子メールとソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を通じてインタビューをした。彼は「挑戦・開拓・突破のような『現代スピリット』は変わりない価値」としながらも「硬直した組織構造に柔軟性を吹き込んで韓国的観点を世界的観点にアップグレードしてこそ現代車が長生きできるだろう」と指摘した。