北軍部「対韓国通」キム・ヨンチョル氏、工作総責に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.02.18 10:25
北朝鮮軍部対南通のキム・ヨンチョル上将(=韓国で中将)が対南工作部で総責任者に任命されたことが確認された。統一部は17日に発行した「2010北朝鮮主要人物」でキム・ヨンチョル氏の職責を「人民軍偵察総局総局長」と明示した。政府当局者は「具体的時点を明らかにすることはできないが、組職改編を確認して反映させた」と述べた。偵察総局は南派スパイ運用などを行う労働党作戦部と35号室を人民武力部偵察局と合わせた組職だ。キム・ヨンチョルは2008年12月、開城(ケソン)工業団地の出入り制限などを主導した人物だ。1990年から南北高位級会談に出席し、2007年末まで南北将軍級会談北側代表を務めた。
対南工作部署である労働党対外連絡部は内閣傘下225部に改編された。対外連絡部長だったカン・グァンジュ氏は「内閣225部長」を務める。当局者は「労働党対南部署が過去のテロや拉致・破壊工作で否定的イメージが強くなり、組職改編をはかったもの」と説明した。