「米軍基地移転反対」…沖縄知事も安倍首相と戦争(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.20 09:08
歴史も不幸だ。独立王国の琉球国だったが、1872年に明治政府によって日本に編入された。第2次世界大戦後には米国の信託統治を受け、72年に本土に復帰した。本土との情緒的な間隔が大きくなるしかない。
最近では沖縄のことは沖縄が決めるという「自己決定主義」主張も強まっている。保守・革新の理念の代わりに沖縄のアイデンティティーを掲げた翁長知事が当選したのは、こうした雰囲気と無関係ではない。宮城篤実前嘉手納町長は「かつて沖縄は革新系がほとんどだったが、今は保守も革新もない『オール沖縄』になっている」とし「こうした時代の変化を読み取れなければ、現在の沖縄を理解することはできない」と述べた(日本経済新聞のインタビュー)。沖縄独立論も登場した。琉球民族独立総合研究学会が設立され、『琉球独立論』という本も出ている。この本の著者の松島泰勝龍谷大教授は2日の会見で、「『オール沖縄』は琉球ナショナリズムとして独立運動の原動力になっている」と述べた。