【社説】対北制裁の連携戦線、揺れてはならない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.08 10:18
中国が温家宝首相の訪朝をきっかけに北朝鮮に巨額の無償援助を約束したと伝えられる中、対北制裁の連携戦線にヒビが入ったのではないかと懸念する声があがっている。
中国による北朝鮮への支援が、今年6月に国連安保理が採択した決議1874に違反するかもしれないという見方も出ている。事実ならば深刻な問題だ。北朝鮮の2度目の核実験実施以降、安保理の決議に基づき北朝鮮への制裁に加わってきた中国が、連携の隊列から離脱するわけであり、制裁と対話を並行させるという6カ国協議関係国の「ツートラック戦略」が有名無実になるからだ。