空手に追われるテコンドー…東京五輪で「マーシャルアーツ」ビッグ2対決(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.20 09:31
テコンドーと空手は1970年代にも五輪種目入りをめぐり激しい競争を繰り広げた。当時は空手が競技人口の規模と国際社会への影響力ではるかに先を行っていたが、空手関連の国際組織がいくつかに分裂した隙を利用してテコンドー関係者がWTFを中心に一致団結し勝者となった。88年のソウル五輪での公開競技採択を契機に、2000年のシドニー五輪で正式競技に昇格したテコンドーは、その後電子防具とビデオ判定システムを導入し慢性的な判定をめぐる問題を大幅に減らした。合わせて競技規則と採点基準を何度も改定し、華麗な技術と攻撃的競技を奨励する方向に着実に進化中だ。一部では「五輪のテコンドーは単調で退屈だ」と酷評する。しかしメダル圏に近い選手らの慎重な競技が主にテレビの電波に乗せられて出てきた誤解だというのがテコンドー関係者らの抗弁だ。昨年のリオ五輪期間にテコンドーは世界3億9000万人がテレビで見守った人気コンテンツだった。
◆テコンドー、リオ五輪での座席占有率93%