【コラム】「サンドイッチ」外交安保の脱出法=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.12.22 09:52
国際社会には、軍事力の保有と行使方式によって4類型の国家が存在するようだ。最初の類型は、米国・ロシア・中国・英国・フランスなど国連安全保障理事会の常任理事国に属する軍事大国だ。これらは核拡散防止条約(NPT)体制のもとで核兵器の保有を公認されており、長距離弾道ミサイルや原子力潜水艦など戦略武器を多量に保有している。何よりもこれらは国連安保理の常任理事国として国際社会をかく乱する不法侵略国家を判別する権限を委任されている。
2番目の類型はドイツ・イタリア・豪州・カナダ・ブラジル・韓国など普通の軍事国だ。この国家は、NPT体制やその他の軍縮体制のもとで核兵器および化学武器を保有できないが、そのほかの武器は制約なしに備えることができる。これらの国は、安保理常任理事国類型の国と同盟あるいは友邦関係を維持して国際社会の紛争解決にも共同努力を傾けながら自国の地位をより高めようとしている。