【社説】文明の危機を象徴する仏トラック突入テロ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.16 14:24
またテロだ。今回はフランス南部のニースだ。昨日未明(日本時間)にニースの海岸を襲った新種のテロで約80人が死亡し、約100人が負傷した。テロ犯は革命記念日の花火を見に来た群衆に向けて大型トラックを全速力で走らせながら狂乱の「突進テロ」をした。昨年11月にパリを血の海にしたイスラム国(IS)のテロで130人が命を失ってから8カ月ぶりだ。フランスだけでなく世界が衝撃と恐怖に陥った。
人類がテロの恐怖に包まれている。2001年の米同時多発テロ以降に米国が主導した「テロとの戦争」にもかかわらず、テロはむしろ激しくなっている。世界に範囲が拡大し、頻繁になっている。今年だけでもトルコのアンカラとイスタンブール、ベルギーのブリュッセル、米国のオーランド、バングラデシュのダッカ、イラクのバグダッドなどでテロが発生し、数百人が死亡した。安全地帯がない。