李首相はこの日の会見で中国の経済状況に対する懸念を払拭させる発言に多くの時間を割いた。彼は「中国が今年成長率６．５％を達成できないという予測は不可能なこと。中国経済に絶対ハードランディングは起きないだろう」と自信を見せた。金融市場安定化対策に関する質問には「妖怪を識別する孫悟空の火眼金睛の道術で金融市場の不安要因を監督する」と明らかにした。

続けて年内に深セン証券市場と香港証券市場の相互取引が可能になる「深港通」が施行されるよう努力すると明らかにした。また「中国は鉄鋼・石炭分野の過剰生産能力を除去する道を選択した。この分野で大規模失職を防ぐことが中国政府の新たな任務になるだろう」と付け加えた。

韓半島（朝鮮半島）の緊張をはじめとする周辺情勢に関しては「域内国と域外国を問わず地域（東アジア）安定に役立つことを多くしなければならない。その反対になればだれにも役に立たない」と話した。李首相は「隣との間に争いが起きるのは避けにくいが誠意を尽くして相手に対し外交的で平和的な手段で解決する方式を堅持するならばわれわれは地域安定を守ることができる」として武力を通じた対立の解決に対する反対の意志を明確にした。

李首相は自身が重点事業として推進している行政簡素化と規制撤廃も改めて強調した。李首相は「人がすることは天が見ている（人在做天在看）という言葉があるが、クラウドコンピューティング時代である現在は雲が見ている（雲在看）」とし、政府権限の透明な公開を強調した。米大統領選挙に関する質問には「だれが大統領になっても米中関係発展という大勢は変わらないと確信する」と明らかにした。


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