民主労総委員長の曹渓寺退去期限せまる、警察は脱出に備え700人配置=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.12.06 12:05
全国民主労働組合総連盟(民主労総)のハン・サンギュン委員長が先月16日から潜伏しているソウルの曹渓寺(チョゲサ)には5日夜遅くまで緊張感が漂った。曹渓寺側と退去を約束した期限の6日が迫りハン委員長が秘密裏に脱出するのを防ぐため警察は700人余りの兵力で曹渓寺周辺を統制した。警察は先月14日に開かれた第1次民衆総決起集会を主導したハン委員長を必ず逮捕するという意志を見せた。仏教団体などが懸念した警察の曹渓寺進入はなかった。代わりに4日深夜0時から曹渓寺側の同意を受け成人男性の出入りを禁止した。
5日午後2時には一柱門前で正しい仏教在家会のウ・ヒジョン常任代表ら5団体の代表と会員らが「曹渓寺はハン委員長を保護し続けるべき」と促した。仏が「避身した命を投げ出すな」と話したように曹渓寺もそうすべきだと明らかにした。静寂と緊張感が流れた曹渓寺ではハン委員長を追い出せという一部信徒の声も聞かれた。曹渓寺女性信徒というイ・ヘオクさん(62)は「労働者を代弁するには勇敢で堂々としているべきなのに卑怯だ。隠れずに出て行くべき」と要求した。