【社説】大韓民国を侮辱した「崔順実のいない崔順実聴聞会」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.08 13:05
崔順実(チェ・スンシル)被告による国政介入事態の真相を糾明するために7日に2回目が開かれた国政調査聴聞会で核心証人は相次ぎ欠席した。事態の主犯である崔被告と娘のチョン・ユラ氏をはじめ、禹柄宇(ウ・ビョンウ)前民情首席秘書官、安鍾範(アン・ジョンボム)前政策調整首席秘書官、最側近3人組の李在万(イ・ジェマン)、チョン・ホソン、アン・ボングン前秘書官ら核心関係者があれこれと言い訳をして出席を拒否し、「崔順実のいない崔順実聴聞会」になってしまったのだ。
拘束状態である崔被告は「パニック障害」を欠席理由にした。だが崔被告は拘束されてから1カ月を超える期間に医薬品を搬入した記録がない。仮病を言い訳に出席を拒否した可能性が大きい。民情首席秘書官時代に崔被告の国政介入を庇護した疑惑を受けている禹前首席秘書官の場合はさらに深刻だ。彼は家を出て義母の家に潜伏する手段を講じてまで出席を拒否した。出席要求日7日前までに出席要求書を直接受領しなければ欠席しても処罰を受けない法律の隙を悪用したのだ。検事出身で法秩序の最終番人と言える民情首席秘書官を務めた人がこざかしい法律知識で国民を籠絡するとはあきれかえるばかりだ。このように国政介入に法治介入まではばからない者には国法の厳しさを見せなければならない。国政調査特別委員会は聴聞会の回数を増やしたり拘置所で現場調査をしてでも彼らを必ず証言台に立たせなければならない。最後まで応じなければ国会侮辱罪を適用し厳罰しなければならない。