韓国軍の北朝鮮ミサイル監視レーダー、3年間に21回故障(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.03 09:42
これに対し軍の関係者は「1基が故障する場合、別のものを稼働したので問題はなかった」とし「米国の人工衛星とイージス艦に搭載されたSPY-1Dレーダーも作動していた」と釈明した。
とはいえ対北朝鮮監視網に穴が生じたという指摘を避けるのは難しい。ミサイルの場合、さまざまな装備を動員して秒単位で正確な軌跡などを総合的に判断して迎撃するが、グリーンパインレーダーの作動中断は片目を閉じるようなものだ。
韓国国防安保フォーラムのヤン・ウク研究委員は「北のミサイルを防御するためにはどれほど速くどれほど正確に探知するかがカギとなる」とし「海上を移動するイージス艦のレーダーに比べ、固定式で24時間監視するグリーンパインレーダーの作動が少しでも止まれば、それだけ対応能力が落ちることになる」と話した。