協議で葛藤を解消する信頼が消えたところが「ヘル朝鮮」に(3)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.09.06 13:50
◆THAAD葛藤も事実に関する意見交換が必要
最近、韓国と中国の間で問題になったのは、言うまでもなく韓国へのTHAAD配備決定だ。THAADに関連して中国からいくつか不快感が伝えられてくるというのは報道されるが、我々はその写実的条件に対する詳しい意見交換があったというのは聞くことができない。不快感の伝達だけがあったとすれば、それは自ら考えてうまくやるべきだということを意味するのかもしれない。昔の韓中関係はそういうものだったのだろう。それが克服されたとすれば、THAADのような問題において、少なくとも韓国側はどうしてTHAAD配備が必要なのかという事情を説明し、中国はなぜこれに反対するのか、反対するのなら代案は何か、このような点をめぐり見解を伝え合いながら自分たちの観点を写実的に説得する過程があったはずだ。核心はTHAADでなく核・ミサイル開発の危険という全体の状況だ。しかしこれは討議の対象になっていない。これが正当なのだろうか。このような事情は国内の討議にも該当する。