【社説】日本発の経済津波、世界が手を取り合って対処しよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.19 10:33
日本福島原発で放射能流出を防ぐための死闘が続いている。全世界が手に汗を握って見守っている。放射能に汚染された原発現場は地獄と変わらない。そのような死地で原発の爆発を防ぐための苦闘が空で地上で続いている。送電線も引いてきた。命をかけて志願した自衛隊・警察・消防隊・東京電力の技術者が最前線で希望を開こうと全力を尽くしている。私たちはこの名のない英雄の涙ぐましい戦いに心から無限の応援を送る。
残酷な災害現場から視線を離せば、もう一つの津波が押し寄せてくるのが見える。東日本大地震と原発危機で世界経済が波打っているのだ。最も緊急なのが円高だ。日本円は戦後最高値となる1ドル=76.25円まで値上がりした。一般的に大災難を迎えた国の通貨価値は落ちる。しかし海外投資資産が多い日本は反対だ。経済再建のために日本が海外投資資産を引き戻せば日本円の需要が急増するとの観測が円高の逆説を生んでいる。