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【時論】MERSが病院の外に広まれば国家災難=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.03 15:54
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最近、文亨杓(ムン・ヒョンピョ)保健福祉部長官も認めたように、MERSの伝播能力は意外に高いという事実も見逃した。今の時代に海外流入伝染病に関する対国民・医療スタッフ広報と教育が十分でなかった点も災いを招いた。もしQ、Z、X病院の医師がMERSの危険性を事前に知っていれば、今回のように対応してはいなかっただろう。

政府・医療機関の経験不足もMERS拡散につながった。サウジアラビアなど中東国家に医療スタッフをあらかじめ派遣し、実際にMERSに接した経験を持つ現地医療スタッフとホットラインを構築しておかなかったのは残念だ。MERS専門家が国内に一人もいなければ、防疫は最初からつまずくしかない。防疫の基本は国民をパニックに陥らせないことであり、国民を安心させるには伝染病がよく管理されているという信頼を与えなければいけない。

 
2日現在、約1000人がMERSのために自宅や病院で隔離生活中だ。疫学専門家である国立がんセンターのキ・モラン博士は半月後の17日をMERS事態の分岐点とみる。この日まで地域社会で3次患者が発生しなければ、現水準で今回の事態が落ち着くだろうという、期待を込めた展望だ。すでに病院内の3次感染者が発生した。病院内3次感染と地域社会(病院の外)3次感染は概念が違う。病院は免疫力が落ちた患者が集まるところであり、2次、3次感染が起きやすい場所だ。サウジアラビアは病院内の5次感染まで経験している。また病院内の3次感染は2次・3次の区別があいまいなケースが多い。しかし国内で病院外の3次感染が現実になれば、世界で初めてMERSの地域社会3次感染事例となる。韓国国民には大災難となる。数百万人のイスラム教徒がメッカを訪れるイスラム教の大巡礼「ハッジ(Hajj)」(2012-2014年)期間にも、MERSの地域社会3次感染は起きなかったという事実に期待するしかない。

もう一つの不安要因はMERS患者を治療するべき一線の病院だ。患者を診療する医師の多数が隔離され、治療に参加できない。一時的に閉鎖した病院もあり、この病院の患者を付近の別の病院に移すのも難しくなった。最悪のシナリオだが、国内のMERS患者が605人を超えれば隔離治療する病室がない。このような国家非常事態がくる前に状況が落ち着くことを切実に望む。

パク・テギュン中央大医薬食品大学院兼任教授

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