北ミサイル運搬トラック、中朝合弁で平壌で生産
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.21 11:17
北朝鮮が今月15日、金日成(キム・イルソン)生誕105周年記念閲兵式で公開したミサイルの運搬車両に中国ブランドのトラックが使われていることが判明した。これをめぐり、中国の対北朝鮮制裁がまともに行われていないのではないかとの疑惑が強まっている。慌てた中国政府が外交部報道官を通じて国連対北朝鮮制裁決議を厳格に履行していると否定したものの、「中国製トラック」をめぐる議論は大きくなるばかりだ。
だが、問題のトラックは中朝合弁方式で平壌(ピョンヤン)で生産されたことが20日、確認された。北朝鮮当局が民間用として使用すると偽装して中国のトラックメーカーと契約を締結した後、合弁ラインを北朝鮮に持ち込み軍事用に転用している事実が明るみになったのだ。
金日成広場で開かれた閲兵式では北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)である「北極星1号」がトレーラに載せられて登場した。このトレーラの油類タンクと推定される部分には「SINOTRUK(中国重汽)という文字が鮮明に見える。