【コラム】文在寅候補が保守の心をつかむためには(2)

【コラム】文在寅候補が保守の心をつかむためには(2)

2017年04月21日11時14分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  文候補側近の発言からも北核に対する本音が垣間見える。彼の選挙対策委員会の幹部は最近、テレビトーク番組で「北朝鮮が6回目の核実験に本当に踏み切る場合、それは金正恩(キム・ジョンウン)委員長が韓国大統領選に直接介入するもので、保守政治勢力に有利なメッセージを与えることだから我々としては強く警告する」と話した。核実験の反対理由として国家安保より「大統領選に及ぼす副作用」を挙げるなんておかしくないか。「核実験は韓国国民の命と安保を脅かす暴挙だと断固として反対する」は支持率1位の候補側が言う話ではないだろう。

  盧武鉉政府時代に1回の核実験を行った北朝鮮と、5回目の核実験を経て事実上核武装国家になった今の北朝鮮は次元が全く違う。それでも文候補は開城(ケソン)工業団地の拡大・金剛山(クムガンサン)観光再開のような太陽政策の公約を撤回していない。北核は戦争でない交渉で解決しなければならないという彼の所信には共感する。そのためにも今は対北朝鮮制裁を最高水位に高める決起が必要だ。文候補にそのような意志があるのかも気になる。

  彼は「米国の対北朝鮮先制攻撃を防ぐ方策」に対して「北朝鮮にホットラインで挑発の中断を求める」とした。進歩政府だから北朝鮮が話を聞いてくれると信じているようだ。しかし、北朝鮮は核に限っては民主党の軍配をあげたことがない。むしろ逆だ。盧武鉉元大統領の死去2日後、金正日(キムジョンイル)総書記名で弔電を発表したが、4時間ぶりに2回目の次核実験に踏み切り、哀悼政局に冷水をさすなど民主党に恥をかかせた国が北朝鮮だ。

  青瓦台(チョンワデ、大統領府)民情首席や秘書室長、第一野党代表を務めた文候補がが国の安保を心配する気持ちは誰より大きいと信じている。しかし、彼の発言から見られる安保観は現実にかけ離れ、あまりにも純粋なところが多い。国民はベレー帽の写真より、北朝鮮と安保に対する文在寅候補の根本価値が知りたい。

  カン・チャンホ/論説委員

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