【コラム】平壌共和国と「ヘル朝鮮」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.27 13:41
「延吉に出て行けるなら最初からソウルに行くでしょう。どうしてこうしていられますか。ここはとても緊張します」。
一昨日午後、苦労の末に接触した咸鏡北道会寧市(ハムギョンブクド・フェリョンシ)の住民の声は追われるように緊迫していた。中朝辺境警備兵の取り締まりを避けて実現したソウル~会寧間の国際電話通話だ。対話が可能な時間は長くて3分。それ以上引き延ばせば北朝鮮公安当局のモニタリング網にかかり場所が追跡される。隠して持ち込んだ中国の携帯電話を利用した隠密な連絡は山などに場所を移して何回か続いた。「ここは氷点下30度」と話した住民は「それこそ苦難の行軍だ」と雰囲気を伝えた。