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金正恩、父を前面に権力掌握に向けて速度戦

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.16 08:52
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北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が死去した後の最初の誕生日(16日)を契機に、金正恩(キム・ジョンウン)党中央軍事委副委員長のカラーが鮮明になっている。表面上では金正日を持ち上げて自分の正統性を確保しながらも、内部的にはパワーエリートを再編している。金正日の70回目の誕生日を契機に掌握力を強化していくという計算が読み取れる。

北朝鮮は15日、金正日に「大元帥」称号を授与した。北朝鮮労働党中央委員会・中央軍事委員会と国防委員会、最高人民会議常任委員会は14日、共同名義の「決定」を通して、「永久不滅の業績を築きあげた偉大な領導者、金正日同志に朝鮮民主主義人民共和国の大元帥称号を授与する」と明らかにした。

 
これを受け、1992年に元帥となった金正日は金日成(キム・イルソン)と同じく最高名誉階級となった。父の金日成(80歳の誕生日に授与)よりも10年先に呼称を受けた。

こうした裏には、金正恩が自分を中心にした指導体制の改編を念頭に置いているという分析もある。鄭成長(チョン・ソンジャン)世宗(セジョン)研究所首席研究委員は「金正日に大元帥の肩書を授与したのは、金正恩を元帥に推戴するための手続き」とし「4月25日(建軍節)以前に元帥に推戴される可能性が大きい」と述べた。



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    金正恩(キム・ジョンウン)党中央軍事委副委員長
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