韓経:韓国銀行総裁「3~4年後が心配…半導体に続く産業見つけなければ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.20 10:28
韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁が「半導体の好況が韓国経済を牽引してきたが、3~4年後を見据えると心配が先に立つ」と話した。半導体景気鈍化の可能性に対する懸念が大きくなった上にその後の成長を支えられるほどの産業が見つからないという理由からだ。経済政策で最も力点を置かなければならない分野としては「新成長動力確保」を挙げた。
李総裁は18日の担当記者団送年懇談会で、「数年後に韓国経済が遅れを取らないようにするならいまから先導産業を育成するために政府と企業がともに力を集めなければならない。韓国経済の今後の成長動力をどこで見つけるべきかという問題はこれ以上先送りすることはできない課題だ」と強調した。
李総裁がメディアと会ったのは先月30日に韓国銀行が1年ぶりに基準金利を0.25%引き上げてから20日ぶりだ。これまで景気診断などと関連し比較的言葉を控えてきた李総裁は貯まっていた宿題(金利引き上げ)を払いのけたようにこの日は韓国経済の問題と課題について一層大きな声を出した。