【コラム】文在寅候補が保守の心をつかむためには(1)

【コラム】文在寅候補が保守の心をつかむためには(1)

2017年04月21日11時13分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  「文在寅(ムン・ジェイン)候補だけは選ばない」という人々に理由を聞いてみたところ、「北朝鮮」という回答が最も多かった。文在寅候補もよく知っているだろう。だからか、ベレー帽をかぶった特殊戦司令部時代の写真を手にして声高に「安保大統領」を叫んでいる。だが、保守の有権者は文在寅候補の安保観の根底にある根本価値が何かを注視している。文在寅候補がこのハードルを避けてベレー帽の写真で思わせぶりを言うのであれば、保守層の「文在寅フォビア」を決して解消できないだろう。

  文在寅候補は一昨日、テレビ討論で「北朝鮮が主敵か否か」という劉承ミン(ユ・スンミン)候補の質問に対して「国防部がすべきことであり、大統領が答えることではない」とした。最近、国防白書には「北朝鮮=主敵」の概念が抜けている。しかし、北朝鮮政権と軍に対しては明確に「敵」と釘をさしている。

  文候補が軍統帥権者になろうとすれば、少なくとも「軍事的に北朝鮮は敵」と明らかにするべきだった。その次に「同時に対話の相手」と述べれば良い問題だ。「敵でありながらパートナー」という概念は朴槿恵(パク・クネ)前大統領も、李明博(イ・ミョンバク)元大統領も、民主党の人々もしてきた話だ。唯一、文在寅候補だけが「私の口で敵とは言えない」とは、保守層は疑いを晴らし難い。

  盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が主敵概念を削除しようとした背景も保守層の不安をあおっている。南在俊(ナム・ジェジュン)当時陸軍参謀総長の証言だ。「2004年ある日、盧武鉉元大統領が私を呼んで『政訓教育(軍人に対する教養教育)を行う際に主敵という言葉を削除せよ』と指示した。私は『とんでもない』と一蹴し、政訓教育をもっと強化した」(週間朝鮮4月10日付南在俊氏のインタビュー)。

  文在寅候補は自身の著書『大韓民国が問う』で「盧武鉉政府では南北間の軍事的衝突がたった一件もなかった」(184ページ)と書いた。その時期に北朝鮮が延坪(ヨンピョン)海戦・木箱地雷の通常兵器の挑発を行っていないのは確かだ。だが、北朝鮮は2006年10月9日、韓国の安保を根っこから揺さぶる核実験に踏み切った。それにもかかわらず、文候補は北朝鮮の最も大きな挑発であり、盧武鉉政府の最大の安保失敗である核実験に対しては言及さえしなかった。その事実を忘れたのか、それとも核実験は韓国を狙った挑発でないと考えて外したのか気になる。

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