国際社会の警告にもかかわらず北朝鮮がまた弾道ミサイルを発射したことに対し、安倍晋三首相は「「国際社会の平和的解決に向けた努力を踏みにじるものであり、世界に対する挑戦だ」と強く非難した。

安倍首相は２１日午後、国家安全保障会議（ＮＳＣ）開いて対応策を議論した後、こうした内容の声明を発表したと、ＮＨＫが報じた。

安倍首相は「今週後半にイタリアで開催される先進７カ国（Ｇ７）首脳会議（サミット）で北朝鮮問題を主要議題として扱い（北朝鮮に）明確なメッセージを発出したい」という考えも明らかにした。これとともに安倍首相は、北朝鮮の挑発に対抗して韓米両国はもちろん、中国・ロシアとも協力する意向も表した。

この日のＮＳＣに出席した岸田外相は「北朝鮮がまた弾道ミサイルを発射した」とし「こうした北朝鮮の挑発行動は新たな段階の脅威だ。わが国を含む地域、国際社会に対する明らかな挑発行動であり、断じて容認することはできない」と述べた。続いて「北京の大使館ルートを通じて抗議した」と伝えた。