【社説】韓国のPISA<国際学習到達度調査>順位低下…公教育を革新せよ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.08 11:12
世界トップ圏を誇っていた韓国の中高生の実力が後退していることが明らかになった。特に、上位圏より下位圏生徒の比率が急増する教育両極化現象がより明確になっている。政府主導の画一的な教育政策と入試中心の教室教育が限界に達したのではないかとの指摘まで出ている。今月6日、経済協力開発機構(OECD)が発表した国際学習到達度調査(PISA)の結果が韓国教育に送ったメッセージだ。
2015年の成績表を見ると、韓国は全体対象70カ国で読解力4~9位、数学リテラシー6~9位、科学リテラシー9~14位と評価された。2000年から満15歳児を対象に3年ごとに施行されているPISAで、韓国が3領域すべて3位より下に落ちたのは初めてだ。数学は2012年より平均30点、科学は22点も落ちた。もちろん評価の結果に一喜一憂する必要はない。米国や欧州など数学と科学で優れた業績を出す国のPISA順位が高いわけではなく、絶対的な定規でもないためだ。