【コラム】「第2の韓日関係正常化」と米国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.26 08:24
韓日関係が急変すると、メディアは楽観的な見方を始めている。しかし両国関係が陰から抜け出すにはまだ前途が長いことを考える必要がある。韓日関係の専門家は両国関係がどれほど変わりやすいかよく知っている。8月15日までまだ少し時間がある。何がどう間違って交渉が崩れるか分からない。
前向きに動く両国関係がまた膠着状態になれば、最も大きな打撃を受ける国は米国だ。歴史的に見ると、米国は韓日関係が発展するよう水面下で静かに前向きな役割を遂行した。50年前、椎名悦三郎外相が李東元(イ・ドンウォン)外務部長官と国交正常化を議論するためにソウルに到着した。椎名外相に同伴した人物の中にはエドウィン・ライシャワー駐日本米国大使がいた。当時米国務次官補だったウィリアム・バンディとハーバード大で教授生活をしていたライシャワー大使は、椎名外相の1965年2月の韓国訪問を後押しした核心人物だ。彼らは日帝時代に対する声明を日本が出すべきだと促した。65年春に国交正常化のための韓日会談が膠着状態に陥った時、米国は李東元長官をワシントンに招請した。韓国政府が国交正常化の最後の障害を乗り越えるよう強く勧告するためだった。