韓国の安い産業用電気料金、外国企業には魅力的だが…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.12 09:37
にもかかわらず産業界は家庭に比べて電気料金をあまり収めていないことが明らかになった。韓国電力(韓電)が過去10年間(2006年~2016年6月)の年度別電力使用実績と料金の比率を比較した結果、同期間の全体電力使用量のうち住宅用が占める比率は13.3~15.5%だった。だが、全体電気料金のうち住宅用が負担した比率は16.6~23.1%を記録した。これに対し、産業用電力使用量は全体使用量の52.8~57.1%を占めたが料金負担は43.9~54.8%にとどまった。
高麗(コリョ)大電気電子工学部のイ・ビョンジュン教授は「かつて産業発展を通じて輸出と国富を興す必要があった産業通商資源部の立場では、産業部門に電気料金に恩恵を与えたのは仕方のないことだった。だが、産業部門の電力消費比率が50%を越える状況では、このような基調は見直すべき」と述べた。現在、韓電の電気料金を策定する権限は産業通商資源部(電気委員会)が有している。